よくあるご質問


Q008.

リチウムコイン電池のはんだ付けの推奨条件はありますか?

A008.

はんだ付けの推奨条件については、以下をご確認ください。

(1)はんだごて使用

はんだごてが直接本体に接触しないようにしてください。こて先温度は約350℃で5秒以内に素早く行い、電池本体の温度が85℃(耐高温タイプは125℃)以上にならないようにしてください。

(2)自動はんだディップ槽

はんだ付けは条件により可能ですが、電池本体の温度が85℃(耐高温タイプは125℃)以上にならないようにしてください。特にディップ装置内の温度環境により、ディップ後の余熱で電池本体の温度が上昇することがありますのでご注意ください。この場合は温度環境、時間短縮の検討およびディップ後の強制冷却をご検討ください。

基本条件

はんだディップ槽温度:260℃以下

浸漬時間:5秒以内

浸漬回数:2回以内

 

また、以下の条件でのはんだ付けは禁止しておりますのでご注意ください。

(1)リフローはんだ付け

電池本体が直接加熱されて高温になり、漏液や特性劣化および破裂・発火に至る危険性があります。

(2)端子を直接はんだ付け

コイン形リチウム電池に端子を直接はんだ付けしないでください。はんだ付け時の熱により電池が悪影響を受け、実際に電池の特性劣化が発生した事例があります。

 

詳細な溶接条件のご相談は、商流を通じて営業窓口へお問い合わせください。