電池の定格容量に対する充放電電流の相対的な大きさを示す指標。

It(A)= 定格容量(Ah)÷ 1(h)で定義される。

たとえば3.0Ahの電池で充電が0.2Itの場合、0.6Aなので5時間(h)で充電できる。

素電池の単位質量または単位容積当りに取り出せる電力量。

Wh/kg、Wh/I等の単位で示される。

完全充電状態に達した後、さらに過剰な充電をすること。

電池は一般的に必要以上の充電を行うと安全性、電気特性に悪影響を及ぼす。

電池を定められた終止電圧を下回るまで放電すること。

電池は一般的に必要以上の放電を行うと安全性、電気特性に悪影響を及ぼす。

電池を通常状態で使用した場合に得られる電圧。

電池電圧の表示に用いられる。

外部回路に電流が取り出されることなく電池容量が減少すること。

一般的に電池は放置状態でも内部で化学反応が起こり、電気が減っていく。

放電を終了する限度を示す電圧。

およそ実用上における使用限度に相当するため、この電圧を下回った電池は使用期限を超えたとみなされる。

充電に使用される電気量。定電流充電の場合は、その電流値と充電時間の積に相当する。

単位はアンペアアワー(Ah)。

規定された条件で充放電を繰り返した場合、充放電の1サイクル毎の時間で表される特性。

サイクル特性と呼ぶ場合もある。

電池容量に対して比較的大きな電流で行う放電。急速充電等を目的に行われる。

高率放電またはハイレート放電とも言う。

規定の温度、放電電流、終止電圧で、完全充電状態から取り出せる電気量の基準値。

単位はアンペアアワー(Ah)またはミリアンペアアワー(mAh)。

製造後1カ月以内で、充放電回数が5回以内の電池。新品でも自己放電により、電気量が低下していく。

電池には一般的に使用推奨期限が設けられている。

電池の電気的能力。電池を使い始めてから終止電圧に達するまでに取り出せる電気量。

単位はアンペアアワー(Ah)またはミリアンペアアワー(mAh)。

標準容量を100とした場合、一定期間電池を保存した後、規定した条件で最初に放電した時の電池容量比。

標準容量を100とした場合、一定期間電池を保存した後、規定した条件で数回充電を繰り返した時に得られる電池の最高容量比。

電池の外表面に電解液がしみ出てくること。