医療・ヘルスケアのDX化と、それを支える電池技術

少子高齢化が進む社会では、医療・介護サービスの質と効率を両立させるために、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が急務となっており、電子カルテの標準化、オンライン資格確認、遠隔診療、AIによる診断支援、介護情報の共有など、医療・介護の現場は急速にデジタル化が進んでいます。

こうしたDX化により、医療機器やシステムは常時接続・常時稼働が求められ、安定した電力供給が不可欠となります。特に以下のような場面では、高性能電池の存在が医療の安全性と信頼性を支える鍵となります:

 ・ウェアラブル医療機器(心拍・血糖モニターなど): 長時間稼働と軽量化が求められ、高エネルギー密度かつ小型の電池が必要。
 ・遠隔診療端末やモバイル診断機器: 通信機能と処理能力を支える ため、高出力・長寿命の電源が不可欠。
 ・医療ロボットや搬送機器: 連続稼働と安全性を両立するため、高信頼性・高安全性の電池が求められる。
 ・災害時や停電時のバックアップ電源: 医療機器の継続使用を可能にするため、瞬時に切り替わる高出力電池が重要。

医療DXの進展は、単なる業務効率化にとどまらず、患者のQOL(生活の質)向上や医療の公平性の実現にもつながり、その基盤を支えるのが、信頼性の高い電池技術です。

未来の医療は、デジタルと電力の融合によって進化します。パナソニック エナジーの電池は、その進化を支える“見えない力”として、ますます重要な役割を担っていきます。

【アプリケーション例】
AED : 除細動器は、心停止時の救命処置用の医療機器で、体外式除細動器には、全自動除細動器(Fully Automatic Defibrillator)と半自動除細動器(Semi-Automatic Defibrillator)があります。全自動除細動器は、救命時に必要な操作を音声や画面で案内することから、医療従事者以外の一般の人でも簡単に使用することが出来ます。一方、半自動除細動器は、医療機関や救急車の中で医療従事者が使用します。パナソニック エナジーの電池は、高い品質と信頼性により、医療現場の迅速な救命処置をサポートします。

ベンチレーター : 人工呼吸器は、呼吸器疾患を持つ患者向けの医療機器で、肺に空気を送り込み、適切な呼吸活動の維持を補助します。安全性と信頼性に優れ、高いエネルギー密度を誇るパナソニック エナジーの電池は、機器の長期間運転を支えます。

酸素濃縮器 : 酸素濃縮器は、酸素を高密度に濃縮する医療機器で、酸素療法で用いられる酸素供給装置の中核を担い、患者の外出時には電池が必要です。パナソニック エナジーの電池は、幅広い利用シーンでの治療に貢献します。

輸液ポンプ : 輸液ポンプには、正確な流量制御と長時間の連続運転が必要とされ、電池には安定した出力と高い実績に基づく信頼性が求められます。パナソニック エナジーの電池は、高い出力を安定的に維持するとともに劣化しづらく、緊急時でも機器の安定稼働を支えるため、安心して長くご利用いただけます。

血糖値モニター(CGM) : 血糖値モニターは、糖尿病治療の質を大きく向上させる革新的な医療機器で、リアルタイムで血糖値の変動を「見える化」し、低血糖や高血糖のリスクを未然に防ぐこの技術は、センサー・送信機・受信機の連携によって成り立っています。そのすべてを安定して稼働させるために、電池は極めて重要な役割を担っており、パナソニック エナジーは、小型、軽量、高品質な電池でサポートします。


アプリケーション別電池適合表

お客様の製品にあった電池をご提案致します。表の✔マークをクリックすると、対象電池の製品情報をご覧頂けます。

医療・ヘルスケア リチウム一次電池 ニッケル水素電池 リチウムイオン電池
コイン形 円筒形 円筒形 円筒形
CR
標準
CR
標準
CR
長寿命
インフラ
標準
インフラ
長寿命
インフラ
高出力
高容量
(中出力)
標準
AED・除細動器
ベンチレーター(人工呼吸器)
酸素濃縮器
輸液ポンプ
体温計
血糖値モニター
インシュリンポンプ
スマートインヘイラー
活動量計(スマートウォッチ)

※上記用途は代表的な使用例です。詳細については当社にお問い合わせください。