IoT向け耐高温コイン形リチウム一次電池の提案
●産業IoTデバイスに求められる耐候性
●産業IoTデバイス向けに最適な耐高温コイン形電池とは?
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近年、先進国では少子高齢化に伴う人手不足が深刻化しています。特に、工場・プラント、建設、物流、インフラ保守など、過酷な作業が求められる業界においてその課題が顕著となっています。この課題解決に向け、IoT による現場のデジタル化が進展しています。通信・クラウド・AIの技術革新を背景に、センサーによる常時監視やデータに基づく予兆保全によって、少人数でも高い生産性を維持することが可能になってきています。
産業IoTデバイスにおける耐候性の課題
eCallシステムには、いかなる状況でも安定的に動作するための電力供給の仕組みが必要です。通常、補機12Vの鉛蓄電池からTCUへ電力が供給されます。さらに、事故発生によって補機からの電力供給が停止した場合でもシステムが確実に機能するようにバックアップ電池がTCU内部に搭載されています。
産業IoTデバイスに耐候性が求められる場面
屋外インフラ監視用IoTデバイス
橋梁・道路・ダム・水道管などの社会インフラの老朽化対策として、ひずみセンサーや振動センサーによる劣化検知システムの導入が進んでいます。また、自然災害対策として、地滑りを検知するための加速度センサーや傾斜センサーの活用も注目されています。これらのセンサーには、炎天下の直射日光や氷点下の環境下でも安定した動作を維持できる幅広い温度耐性と、雨や湿気に対する高い防水・防湿性能が求められます。
橋梁向けひずみゲージ・振動センサー、水道管振動センサー、地滑りセンサーの使用イメージ
プラント設備監視用IoTデバイス
電力・化学・鉄鋼プラントではタービン、炉・ボイラー、配管などの設備が高温になるため、危険が伴う目視点検の代替として温度・振動・流量を計測する無線センサーが有効です。センサーは測定対象に直接取り付けることも多いため、高温環境下でも安定動作できることが求められます。
パイプや発電タービンへのIoTセンサー活用イメージ
低温物流用IoTデバイス
医薬品や食品などの低温物流では、GPSトラッカーによる位置追跡や、温度センサーでの荷物の状態監視が重要です。これらセンサーには、長時間の低温環境下での使用や、冷凍庫と外気との大きな温度差に何度もさらされる状況でも安定して動作する高い信頼性が求められます。
低温物流でのIoTセンサー活用イメージ
IoT以外の例
サーバーや車載ADAS/AD向けのプリント基板では、主電源停止時の時刻データ保持にコイン電池を使用しています。近年のAIの急速な普及により基板上での高負荷処理が増加し、発熱が大きな課題となっています。そのため、コイン電池には、長期間の高温環境下でも安定動作を維持できる高い信頼性が求められています。
マザーボード上の時刻データバックアップ用コイン電池イメージ
パナソニック エナジーの耐高温コイン形電池
当社は IoT 向けに幅広いラインナップのコイン電池を提供しています。標準タイプ(動作温度範囲 -30~85℃)に加え、設置環境や季節を問わず幅広い温度条件に対応できる耐高温タイプ(-40~125℃)も揃えています。
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